目次
- FutureNet NXRシリーズ概要
- FutureNet NXR-G100シリーズ
- FutureNet NXR-G240シリーズ
- FutureNet NXR-G260シリーズ
- リモート管理ツール概要
- WarpLink CMSとは?
- Auto Config利用時の動作イメージ
- WarpLink ダイナミックDNSサービス概要
1.FutureNet NXRシリーズ概要
FutureNet NXRシリーズは企業向けの高性能ルータで、大規模、中規模の拠点や小規模のセンター向けVPNルータです。2016年末から以下の特徴を持つNXR-G200シリーズをラインナップに加えます。
■特徴
- 通信モジュールを搭載し、マルチキャリアでの対応を実現(NXR-G240/L、NXR-G260/L)
- -20℃~60℃環境での利用が可能(NXR-G100シリーズ、NXR-G240シリーズ、NXR-G260シリーズ)
- NTT東日本提供の小型ONUに対応できるSFPを搭載(NXR-G240シリーズ、NXR-G260シリーズ、NXR-1300)
- Linuxアプリケーションの開発環境を提供
- 集中管理ツールへの対応を充実(ゼロコンフィグレーションの実現等)
2.FutureNet NXR-G100シリーズ
FutureNet NXR-G100シリーズは電子政府推奨暗号リストに対応するVPNルータです。高度なVPN機能を備えるほか、-20℃~60℃の温度範囲での動作に対応しており、 M2M/IoT 分野など屋外に設置される場合でも安定してクラウドと拠点をセキュアに接続することができます。
ギガビットイーサネットポートを2つ搭載するNXR-G100をベースに3GやLTE対応の通信モジュールを内蔵したモデルやLTEに加えて無線LANに対応したモデルをラインナップします。
■特徴
- 耐環境性に優れた小型ルータ
-20℃~60℃ の動作温度範囲に対応(M2Mモード時)しており、屋外設置の組み込みシステムでも安定したVPN 環境を構築することができます。
手のひらサイズのコンパクトさは設置場所を選ばず、配電盤などの狭いスペースに設置できます。 - モバイルデータ通信サービス対応
USBポートにデータ通信端末を接続してWAN回線あるいはバックアップ用に利用することができます。 - IPv6セキュリティテスト(JPCERT)検証済み
- 充実した運用管理とセキュリティ対策
- ファイアウォール機能
- 自動ファーム更新
- ファームウェア二重化
- レスキューファーム搭載
- 海外規格対応
東南アジア、ヨーロッパ、北米向けを中心に各国の安全規制に順次対応します。※現在、uCSA、FCC、CEマークに対応 - 3大キャリア対応
- NTTドコモ対応モデル
NXR-G100/NL(LTE対応) NXR-G100/N(3Gのみ) - KDDI対応モデル
NXR-G100/KL(LTE対応) NXR-G100/KT(LTE対応) ※カスタムモデル - ソフトバンク対応モデル
NXR-G100/SL(LTE対応) NXR-G100/S(3Gのみ)
- NTTドコモ対応モデル
■パフォーマンス
通常時 :約736Mbps
IPsec接続時 :約119Mbps
L2TPv3接続時 :約643Mbps
L2TPv3 over IPsec :約102Mbps
3.FutureNet NXR-G240シリーズ【NEW 2017年1月リリース】
FutureNet NXR-230/Cの上位後継モデル
FutureNet NXR-G240
FutureNet NXR-G240/L
標準価格:オープンプライス
■特徴
- 動作保証温度は-20℃~60℃と幅広く屋外でも利用可能
- NTT東日本の小型ONU対応(SFPスロット搭載)※NXR-G240のみ
- LTEモジュール搭載(/Lモデルのみ)※NTTドコモ/KDDI/ソフトバンク対応
- FQDNルーティング
- ゼロコンフィグレーション
- WEB認証(キャプティブポータル)
- Kensington Lock対応 縦置き/壁掛け可
■パフォーマンス
通常時 :約736Mbps
IPsec接続時 :約119Mbps
L2TPv3接続時 :約643Mbps
L2TPv3 over IPsec :約102Mbps
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
インターフェース | 1000/100/10Mbps | 3(1ポートは4ポートスイッチ) |
モバイル通信用モジュール | LTE対応通信モジュール×1(/Lモデルのみ) ※マルチキャリア対応(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク) |
|
SFP | SFP×1(NTT東日本小型ONU利用可) ※NXR-G240のみ |
|
その他 インタフェース | SDカード×1 USB×1(モバイル通信端末利用可) |
|
外形寸法(W×D×H) | 195mm×187mm×40mm | |
使用電源 | DC 12V (ACアダプタ AC100 50Hz/60Hz) |
|
動作保証温度/湿度 (結露なし) |
-20℃~60℃/10%~90% | |
VPN最大拠点数 IPsec/GRE・IPinIP/L2TPv3 |
128/512/128 |
4.FutureNet NXR-G260シリーズ【NEW 2017年1月リリース】
FutureNet WXR-250の後継機
FutureNet NXR-G260
FutureNet NXR-G260/L
標準価格:オープンプライス
■特徴
- IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応(最大1.3Gbps)
- 汎用性の高い 2.4GHz帯と5GHz帯を同時利用可能
- TE通信モジュール搭載(/Lモデル) ※NTTドコモ/KDDI/ソフトバンク対応
- 動作保証温度 -20℃~60℃
- PoE受電対応
- WEB認証(キャプティブポータル)
- FQDNルーティング
- ゼロコンフィグレーション
- Kensington Lock対応 縦置き/壁掛け可
WiFiスペック
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
無線方式(対応規格) | 5GHz帯:IEEE802.11a/n/ac 2.4GHz帯:IEEE82.11b/g/n |
|
最大転送速度 | 802.11b : 11Mbps 802.11a/g : 54Mbps 802.11n : 450Mbps (40MHz 3×3 MIMO) 802.11ac : 1.3Gbps (80MHz 3×3 MIMO) |
|
マルチプルSSID | ○ | |
セキュリティ | 暗号なし/WEP/WPA /WPA2 | |
インターフェース | 1000/100/10Mbps | 2 |
無線LAN | ○ | |
モバイル通信モジュール | LTE対応通信モジュール×1 (/Lモデルのみ) ※マルチキャリア対応 (NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク) |
|
SFP | SFP×1(NTT東日本小型ONU利用可) ※NXR-G260のみ |
|
その他 | USB×1(モバイル通信端末利用可) SDカードスロット×1 |
|
外形寸法(W×D×H) | 195mm×187mm×40mm | |
重量 | ||
使用電源 | DC 12V (ACアダプタ AC 90~264V 50/60Hz±3Hz) |
|
動作保証温度/湿度(結露なし) | -20℃~60℃/10%~90% | |
VPN最大拠点数 IPsec/GRE・IPinIP/L2TPv3 |
128/512/128 |
5.リモート管理ツール概要
FutureNet NXRシリーズルータのリモート管理ツールはファームウェアの一括更新機能、設定情報やログなど各種情報取得や死活監視メールなどの運用管理機能、設定ファイルの管理機能、VPN(IPsec)の自動構成機能などルータの運用・管理を容易にする多くの機能を提供します。これらの機能はインターネット経由で利用することができ、NXRシリーズルータのインターネット接続が動的IPの場合でも容易に一元的に管理することができます。
リモート管理ツールはアプライアンスサーバ製品(FutureNet CMS-1200)としてだけでなくASPサービス(WarpLink CMS)としても提供します。
6.WarpLink CMSとは?
WarpLink CMSはFutureNet NXRシリーズルータの一元管理が可能なリモート管理機能と保守サービス(オプション)を提供するサービスで、企業の情報システム部様やシステムインテグレータ様が構築したネットワークにおいて自前でルータを管理するのに最適なサービスです。
ネットワークの構築、運用、保守に必要な作業はユーザ専用のWEBサイトにアクセスしてリモートで行うことができ、ネットワーク管理者の負担を軽減すると共に大幅なコスト削減を実現します。
メリット① 動的IPでコストダウン
WarpLink CMSの管理機能により動的IP環境においても固定IPと同等の運用・管理を簡単に実現できます。
メリット② リモートでの一括管理を簡単に実現
特別なソフトウェアのインストールも不要でWebブラウザさえあれば多数のルータ管理をWarpLink CMSの管理画面から簡単に行うことができます。
7.Auto Config利用時の動作イメージ
8.WarpLink ダイナミックDNSサービス概要
WarpLink DDNSに対応した対象機器はインターネット接続時に動的に割り当てられたグローバルIPアドレスを定期的に当サービス専用のDNSサーバ(WarpLink DDNSサーバ)に登録、更新します。
これにより対象機器に割り当てられたグローバルIPアドレスが変わっても、DDNSサーバに登録したドメイン名を指定して対象機器にアクセスできます。
なお、IPアドレスのDDNSサーバへの登録はSSL暗号化通信を利用してセキュアにおこないます。
① 接続時にプロバイダよりグローバルIPアドレスを取得
② 取得したグローバルIP(123.45.67.89)をWarpLink DDNSサーバに登録
③ 「nxr230.starlight.warplink.ne.jp」のアドレスを問い合わせ(DNS)
④ IPアドレス:123.45.67.89に接続